としクレバルサ日記

どうも、いつもお世話になっております。としクレです。Twitterでは書ききれないことや、毎回の試合の感想や選手への批評、移籍市場の動きのまとめなどを、自分のメモ兼皆さんとの情報共有を目的としてここにて発信していきたいと思います。よろしくお願いします。 

第23節ベティス戦 振り返り

こんにちは、こんばんは。遅ればせながら、第23節アウェイでのベティス戦を振り返っていきたいと思います。Hikotaさんのような洗練された素晴らしい戦術記事には到底及びませんが、ああ、こんな試合だったなと思い出して頂ければ幸いです。

スターティングメンバー・前半

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【予想スタメン】

前節とは人を入れ替えてきたセティエン監督。人選だけでみれば上のようなフォーメーションが考えられましたが、試合が始まってみれば下のような感じに。

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【実際のフォーメーション】

セルジロベルトは中盤に落ち、逆にビダルがCF兼トップ下のような位置どりをしていました。さて今日はどんな試合になるかなと楽しみに観戦し始めてから4分、セメドが自陣の低い位置でボールを失い、そこからフェキルにドリブルでPAまで侵入され、シュートを浴びます。上手く処理したと思われましたが、VARによってラングレのハンドが取られ、PKとなってしまいました。

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【PKとなったラングレのプレー】

それをセルヒオ・カナレスに沈められ、またも早い時間帯でビハインドとなってしまいました。やはりアウェイは厳しいかと悲観していた前半9分、少しカウンター気味になっていたところをフレンキーデヨングが持ち運び、右に展開していたメッシへ。デヨングはそのままするすると前へポジションを変えたかと思うと、突然ギアを上げてゴール前へ抜け出し。メッシはそれを見逃しません。ふわっと浮かせたボールは綺麗な弧を描き、素早く、そして優しくデヨングの胸。それを上手く落とした彼は右足で突くようにシュート。1ー1に戻します。素晴らしいゴールでした。あの抜け出した方は、練習の時から設計されていたものですね。真正の9番がいない今、中盤からの飛び出しは大きな武器となります。

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【メッシに何かを囁かれるデヨング】

その後試合はバルサペースで進みますが、所々でフェキルのドリブルに苦しめられるシーンが見られました。やはり彼のドリブルは特殊です。重心が低く、動きも素早い。対峙したセルジロベルトはかなり苦しめられている印象を受けました。そして前半26分、そのフェキルに一杯食わされます。中盤でビダルがミスをしてボールを失うと、グイド・ロドリゲスがすかさず左に展開するフェキルへボールを送ります。フェキルはウムティティと一対一。しかしあっさりと左足を振られ、ゴールを沈められてしまいます。

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【フェキルのシュートシーン】

画像を見て頂ければ分かるかと思いますが、このゴールはウムティティのフェキルへの寄せが甘すぎました。フェキルのシュートはモーションが早く球の強さもある素晴らしいものでしたが、ウムティティの対応には少し残念だったと言わざるを得ません。彼はW杯が終了して以降、どうにも調子が戻ってきません。前回のブログ(https://t.co/qz0iBevTjo?amp=1にも取り挙げましたが、また膝を痛めてしまったという報道もあり、かなり心配しています。

 

2-1となり、1点を追いかけるバルサ。ボールは上手く持てていましたし、流れも悪くなかったです。そして前半終了間際、メッシのFKからブスケツが上手く合わせ、今季2ゴール目。f:id:toshicule:20200211145109j:image

【左足で合わせるブスケツ

ちなみに彼がリーガの1シーズンで複数得点を記録したのは、今回が初めてのことだそうです。このシーンはベティスCBのバルトラが少しやらかしてしまいましたね笑。ファールを取られるようにアピールしたのが、審判には少し大袈裟に映り、結果としてブスケツをフリーにする形になってしまいました。しかし得点は得点。このゴールがラストプレーとなり、前半は2-2で終了します。

 

後半・選手交代

後半の立ち上がりは、前半の良かった所を続けようというバルサ。良い形でボールを保ちますが、1人の選手が目立ちます。ジャニオール・フィルポです。国王杯で散々だったアルバに替わって先発しましたが、どうにもしっくりこない。何と言っても彼、左サイドで高い位置を取るのは良いのですが、ボールを受ける時に足を止めてしまうんですよね。それが起因してなかなかリズムに乗った攻撃が出来ない。バックパスがほとんどです。そんなフィルポは脅威にならないと踏まれ、ベティス側の守備に捨てられてしまいます。出場機会も少なく難しいとは思いますが、このままではバルサでの未来はないように感じます。何よりメッシに信頼されていない。そして57分、セティエンは二枚替えを実行します。

フィルポ→アルバ、ビダル→アルトゥール

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【交代後のフォーメーション】

勇気ある決断でした。特にアルトゥールは怪我から復帰以降状態が良くありませんでしたし、ビダルを下げるというのは守備強度の低下を招きます。が、これを機にバルサの攻撃は変わります。明らかに変わったのが左サイド。ジョルディアルバとアルトゥールの関係は昨シーズンから積み重ねてきたこともあり、良好。リズムに乗った攻撃が生まれ始めます。アルバは色々と批判を浴びますが、この試合を見てやはり彼しかいないな、と感じました。

 

後半は上手くボールを握り、ベティスの攻撃陣は守備に追われます。迎えた72分、またもメッシのFKから、今度はラングレが合わせます。打点も高く素晴らしいゴールでした。何よりもこのゴールがチームを勇気づけましたね。勝てる!という意志を感じました。

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【勝ち越しゴールを叩き込むラングレ】

試合はその後フェキルの退場、はたまたラングレの退場があり少々荒れ模様でしたが、無事バルサは勝利を収めました。アウェイでの勝利は久しぶりだったので、気分が良かったですね。この試合は良くも悪くもラングレdayでしたね笑。PK献上からの勝ち越しゴール、そして退場と大忙しでした。退場癖があるのは少し心配ですが…笑。

 

と、ここまでがベティス戦の振り返りでした。最後に各選手の採点を載せておきます。あくまでも個人的感想です。10点満点で、及第点は6点とします。

 

選手採点

GK テア 7点

・2失点は喫したものの、失点シーンはノーチャンス。ビルドアップでの貢献度はいつものように高かった。

 

RSB セメド 5点

・攻撃面でも守備面でも、今日はいい所を見せられず。1失点目は彼のミスから生まれた。

 

CB ウムティティ 5点

2失点目の対応には低評価。ビルドアップに貢献しようとする前への持ち運びはある程度評価。

 

CB ラングレ 7点

・概ね素晴らしい守備を披露。退場はしたものの、勝ち越しゴールを記録。

 

LSB フィルポ 4点

特に攻撃面において見るに耐えないパフォーマンスを披露。改善を求める。

 

DMF ブスケツ 7点

・いつものようにチームの心臓となり、同点となる貴重なゴールも決めた。

 

CMF デヨング 9点

守備にも攻撃にも果敢に参加していた。1ー1としたゴールは素晴らしかった。

 

CMF セルジロベルト 5点

・疲れが溜まっていたのか、パスミスが多かった。対峙したフェキルに苦しめられた。

 

OMF ビダル 6点

彼のミスから失点したものの、よく走りチームに貢献した。

 

RWG/ST メッシ 9点

・ゴールこそなかったものの、3アシストを記録。彼のキャリアでは4度目のことだそう。今節もゴールを決められなかったが、またすぐに決め始めてくれるだろう。

 

LWG/CF グリーズマン 5点

・試合を通して存在感が薄かった。ワンタッチでの落としのパスなど評価する点もあったが、もう一皮剥けた決定的な仕事をして欲しい。

 

《交代選手》

LSB アルバ 7点

・フィルポに変わって出場。メッシやアルトゥールとの高連携を見せ、攻撃を活性化。

 

CMF アルトゥール 7点

・いつものようにボールを捌き、配球。コンディションも上がってきているように見えた。ポジティブ。

 

CMF ラキティッチ 5点

グリーズマンと交代して出場。安定感を求める為に送り出されたが、わずかな出場時間の中で危険なパスミスをした。

 

おまけ

試合終了後、今シーズンからベティスへレンタル中のアレニャーは、アルトゥールとユニフォーム交換をしたようです。クレからしたら微笑ましい笑。

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ユニフォーム交換をする2人】

長くなってしまいました笑。ここまでお付き合いしてくださった方、ありがとうございます。あのクオリティであの量を毎週書いているHikotaさんには脱帽です。自分で書いてみてつくづく感じました笑。コメント等お待ちしております。それでは。