としクレバルサ日記

どうも、いつもお世話になっております。としクレです。Twitterでは書ききれないことや、毎回の試合の感想や選手への批評、移籍市場の動きのまとめなどを、自分のメモ兼皆さんとの情報共有を目的としてここにて発信していきたいと思います。よろしくお願いします。 

2021/22【シーズン総括】編

8月6日 メッシ退団

翌月1日 グリーズマン退団

前シーズンの攻撃を牽引していた2人が、財政上の問題からクラブを去った。レオメッシの退団に関しては未曾有の事態であり、クレに留まらず世界中のフットボールファンに衝撃が走った。

f:id:toshicule:20220524014315j:image【退団会見で涙を見せるメッシ】

世界最高の選手であり、いつもその背中でバルセロナを偉大な存在へと押し上げていた、カピタンの退団。ラポルタ必死の努力も実らず、彼の残留が叶うことはなかった。クラブには未だかつてない重苦しい空気感が漂う中、シーズンの開始を告げる笛は鳴らされた。

 

まさに、激動のシーズンであった。

 

開幕戦は大勝を収め、予想に反して滑り出しは好調かと思われた。しかし主力を失ったクーマンバルサの綻びはすぐに露呈し、Clグループステージ2連敗に始まり、マドリーにも呆気なく敗れ、格下ラージョ戦での敗戦が決定打となり監督の首は飛んだ。彼が用いた試合終盤でCB2枚を前線に置く一辺倒なパワープレーは、バルサの哲学に真っ向から歯向かうものとして糾弾された。

 

新監督に指名されたのは、シャビ・エルナンデスかつてのクラブのアイドルであり、今もなおレジェンドであり続ける存在だ。彼は2年間指揮をとったカタールのアルサッドから、バルセロナへと飛んだ。(違約金を一部自身で負担したとの噂も)

f:id:toshicule:20220524011338j:image【就任発表会見時のシャビ】

彼は、彼自身がバルセロナフットボールの理想とされる“Tiki-Taka”(スペルを間違えたら某監督のようになってしまうので気をつけた)の体現者であり、監督として就任した以上は、チームとしてそれを実現されることが望まれた。

彼の就任以降ゲーム内容自体は明らかにポゼッション志向のものへと変わり、クラブの雰囲気と選手達のモチベーションさえも劇的に改善された。前監督との差は明瞭であったが、何よりも“結果”がついて来なかった。

Clはベンフィカ相手に0-0と痛み分けし、バイエルンに0-3で敗れたことでグループリーグ3位が確定し、まさかのEL落ちする事となった。

また年が明けてサウジアラビアで行われたマドリーとのスパーカップの試合では、延長戦までもつれこむ接戦を演じながらも、2-3で後塵を拝したその翌週に行われたコパデルレイラウンド16のアトレティック戦でも延長戦を戦った上2-3で敗れ、1週間強で2つのタイトルを失う事となった。

冬の移籍市場では、冬としては過去最高人数となる4人の選手を獲得した。

  • 🇧🇷ダニ・アウベス
  • 🇪🇸フェラン・トーレス
  • 🇪🇸アダマ・トラオレ(loan from Wolves)
  • 🇬🇦ピエール・エメリク・オーバメヤン

f:id:toshicule:20220525003823j:image【アダマ、フェラン、オーバメヤング、アウベス】

皆シャビが望み、各々が特徴を持った選手達であり、彼らの加入後にクラブの調子は明らかに上昇気流に乗った。後にアウベスはこう語った。

「レアル(マドリー)は俺たちが遅れてやってきた事にラッキーだったと思う事だ」(4-0クラシコ後)

2月7日のアトレティコ戦(4-2)を皮切りに、リーグ戦では大量得点を重ね無敗記録を伸ばし続けた。ELではナポリガラタサライを退け準々決勝まで勝ち進んだ。

3月21日、ベルナベウで行われたエル・クラシコではオーバメヤングの2G1Aの活躍などもあり、4-0で勝利を収めた。この結果はシャビバルサの進路が間違っていないという事を示すのには、十分なものであった。f:id:toshicule:20220525003951j:image【4-0クラシコにて】

しかしその後、EL準々決勝フランクフルト戦ではカンプノウでまさかの2-3の敗北を喫し、敗退が決定した。この時点で、2019-20シーズン以来の無冠が濃厚となってしまった。

フランクフルト戦後のリーグ戦では、ラージョにシーズンダブルを食らうなど、やや低調なゲームをいくつか披露したものの、最終的にはマドリーに続く2位でフィニッシュ。シャビ就任時にはリーグ9位と、Cl出場権獲得も危ぶまれていたのだが、当時では思いもよらぬ順位で終結を迎えることが出来た。

 

この1年をざっと振り返ると、こんなところだろうか。メッシ退団によって曇り空、ひいては雨空となっていたクレの心は、シーズンを通して浮き沈みを繰り返しながらも、次第に晴れていったのではないかと思う。

結果としてはマドリーにリーガを支配され、“無冠”に終わってしまった訳だが、未来に希望を持てるポジティブな要素も沢山発見できたシーズンであった。

クラブと選手達のよき理解者であるシャビの就任と、何よりも今後のクラブを支えていくであろう才能に溢れた若手が多く台頭し主力として定着したこのシーズンは、この先のバルサを語る上では欠かせないものとなるだろう。詳しくは“選手採点”の記事でまた記していこうと思う。

f:id:toshicule:20220525005202j:imagef:id:toshicule:20220525005303j:imagef:id:toshicule:20220525005135j:image【未来への希望】

かなり大雑把な総括でしたが、ここまで読んでくださりありがとうございます🙌

メッシが残留した際の翻訳記事以来の久しぶり(1年半ぶり)の更新でしたが、シーズンを振り返りながら書くのはとても楽しかったです笑。

フットボールは、取るに足らない日常にたくさんの思い出と感動を与えてくれる素晴らしいものですよね!そんな中でバルサの魅力に気づき、追いかけられている私たちは幸せ者です!笑

 

次は“選手採点”の記事を書こうかなと思っていますので、よかったら是非!

ここらで失礼します     としくれ