棺桶ダンスとスアレス
最近、ネット上で度々「ネタ」として使われている棺桶ダンス。皆さんも一度は目にしたことがあるかもしれない。
棺桶ダンスはガーナなどの西アフリカ諸国の一部で撮影されたもので、面白動画・ハプニング映像の中で「こける、ぶつかる」等といった事故・失敗が発生した瞬間に棺桶ダンス映像に突然切り替わるといった形式のものが一般的。
〈dic.nicovideo.jp〉より引用
そんな棺桶ダンスに登場するベンジャミン・アイドゥ氏が、バルセロナファン(クレ)であり、さらにスアレスに対して生涯軽蔑の目を向けていることを、Foot Mercatoの取材にて明らかにした。
【ベンジャミン・アイドゥ氏】
「私はスアレスを軽蔑している。そして恥ずかしいし、とても気分が悪い。このプレイヤーを見たり、名前を聞くだけでも悲しくなる。」
クレである彼がここまで言うのには理由がある。
"ベンジャミン氏はガーナ出身である"
そう聞けば、ピンと来る方もいらっしゃるだろうか。
【2010年W杯準々決勝 ガーナ対ウルグアイ】
そう、スアレスのハンド事件である。1-1で迎えた延長後半120分、ヘディングシュートをスアレスがGKのようにボールを弾き出し、退場した事件のことだ。このプレーの結果与えられたPKを外してしまったガーナは、最終的にW杯から姿を消すこととなった。
「スアレスのハンドが原因で、私の母国であるガーナは準決勝に進むことなく帰国を強いられた。酷いことだ。」
彼はこうも話した。
「ガーナには、"スアレス"ということわざがある。それは、あなたがもし何かを達成したかったり、どこかへ行きたかったとして、そこにスアレスがいるなら…その夢は成功しない、ということだ」
「あなたが本当に何かを望んでいたとして、スアレスがそこにいるなら、あなたは決してそれを達成できない。」
あの事件のことを久しぶりに聞いたので、懐かしいなぁと思いました笑。クレでスアレスをここまで嫌っている人もいたのだな…とも。
ベンジャミン氏はインタビューの最後にこうも答えた。
Q「サッカー選手たちがゴールパフォーマンスをする時、あなた方の"棺桶ダンス"をしてみようというアイデアには、どうお考えですか?」
「それは私には幸せなことだ。私はどこでもジャンプするし、本当に大好き!誰かが我々のしているダンスを真似すれば、それを誰かが捉え、SNSで拡散されていく…どんどん広がっていくのに感心します。もし選手が真似をしてくれたら…その選手には感謝したい!特にメッシ‼︎」
最後にはメッシ愛が飛び出したベンジャミン氏だった。
【棺桶ダンス】